ソリトンシステムズ、遠隔運転のYouTube動画を公開 将来の自動運転の補助に

5/100秒で映像を転送・表示



セキュリティシステム会社の株式会社ソリトンシステムズ(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:鎌田信夫)は2019年6月26日までに、愛知県名古屋市で行った遠隔運転の実証実験の動画をYouTubeで公開したと発表した。

動画は4分1秒で、遠隔地から担当者が自動車を遠隔運転し、カーブや障害物の回避、スラロームをこなす様子を紹介している。


この遠隔運転では、車両に設置したカメラの映像を圧縮後、一般の携帯電話の電波であるLTE回線でリアルタイムに遠隔地の操縦席に送信する技術が活用されている。遠隔地側で表示されるまでの時間は5/100秒を実現しており、同社は「時速60キロで遠隔の車を走らせるレベルと言えます」としている。

同社はまた「このリモート運転は、携帯電話が通じるところ、どこでも実現できる可能性を有します」とした上で、「自動運転に対する広範囲な補助、あるいは自動運転のための環境が未整備地区での補完モードとして有効と想定されます」としている。

【参考】関連記事としては「ソリトン社が遠隔運転デモ 名古屋→東京、自動運転車両から映像を0.04秒台で伝送・表示」も参照。



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