日産、カーシェアで福島復興を支援 元避難指示地域に拠点続々

公共交通機関の補完手段として期待



出典:日産プレスリリース

日産自動車株式会社(本社:神奈川県横浜市/社長兼最高経営責任者:西川廣人)は2019年3月21日までに、福島県の浜通り地域にカーシェアリングサービス「NISSAN e-シェアモビ」の3カ所目の拠点として「小高ステーション」を開設したと発表した。

今回の新ステーション開設は、公益財団法人「福島イノベーション・コースト構想推進機構」が進める「はまモビ」プロジェクトの要請を受けてのことだ。はまモビは福島の浜通り地域の交通アクセスの利便性を向上させるプロジェクトで、2018年12月から実証実験としてサービスを運用してきた。







新ステーションを開設する小高地区は、東日本大震災後避難指示が出されていたが2016年7月に避難指示が解除され、3000人強の人々が現在暮らしている。この地区でカーシェアリングサービスは、地域復興のために新事業を開設する人々の新たな移動手段として、また不通区間がある公共交通機関の補完手段としての活用が期待されている。

■NISSAN e-シェアモビってどんなサービス?

「NISSAN e-シェアモビ」とは車両を共同利用するカーシェアリングサービスで、保険料や駐車場代といった維持費なしで車を利用できるのが特徴だ。ウェブサイトから簡単に予約でき、予約、利用、返却、決済のすべてが無人手続きで行え、15分単位でいつでも気軽に利用することができる。

日産は2019年1月までに浜通り地域に浪江駅ステーションと富岡ステーションの2つのステーションを開設しており、ワンウェイ(片道)での利用サービスも提供している。同じステーションへの返却義務がなく、乗り捨て利用ができるため、利用方法の幅が広がり、ユーザーにとっても使い勝手がいいのが特徴だ。浪江と富岡の間は現在も鉄道が不通区間となっており、代替の移動手段としても利用価値が高い。

日産はe-シェアモビの実証事業によって福島の復興に貢献していきたい考えだ。







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