国立研究開発法人「産業技術総合研究所」(東京本部:東京都千代田区/理事長:中鉢良治)=産総研=は2019年10月18日までに、中型自動運転バスの2019〜2020年度の公道実証実験事業におけるバス運行事業者の選定を終え、その結果を公表した。
バスの運行事業者に選ばれたのは5社で、それぞれ実証地域も発表されている。茨城交通が茨城県日立市で、滋賀県大津市と京阪バスが大津市で、神奈川中央交通が神奈川県横浜市で、神姫バスが兵庫県三田市で、西日本鉄道が福岡県北九州市と苅田町が実証を行う。
この実証実験は、公共交通と自宅や目的地を結ぶ「ラストワンマイル」の移動を充実させる目的で行われるもの。自動運転バスについてはこれまでは主に「小型」での実証実験が行われていたが、今回は事業性の向上に向けて「中型」を使う。
国から事業を受託した産総研が2019年6月26日から8月23日までバス運行事業者を公募し、外部有識者を交えて選定を行った。今回選定を受けた5社を含み全部で11社の応募があったという。
【参考】関連記事としては「中型自動運転バスの実証実験、実施事業者の公募開始 ラストマイル向けでの実現目指し」も参照。
中型自動運転バス実証、実施事業者の公募開始 ラストマイル向けでの実現目指し https://t.co/d47XtAyF69 @jidountenlab #自動運転 #中型 #国土交通省
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) June 28, 2019