米グーグルの自動運転開発部門ウェイモの自動運転車が、米ライドシェア準大手リフトのアプリで配車可能になったことが、2019年5月7日までに明らかになった。
当面はウェイモが自動運転タクシーサービス「Waymo One」を展開している米アリゾナ州フェニックス限定だが、対象エリアではリフトのアプリからウェイモの自動運転車が配車できるようになる。ウェイモはリフト向けに自動運転車10台を割り当てているという。
リフトとウェイモは2017年5月に自動運転技術に関して提携しており、2年越しで実サービスの提供につながった形だ。ライドシェア最大手ウーバーはまだ自社アプリから自動運転車を配車するサービスを提供しておらず、リフトは自動運転車両を自社開発しているわけではないものの、サービス面では一歩ウーバーに抜きんでた形とも言える。
リフトは2019年3月に新規株式公開(IPO)を実施したばかり。5月7日の上場後初の決算(2019年1~3月期)発表では赤字額の拡大が明らかになったものの、売上高は前年同期比95%増の7億7600万ドルとなり、倍増している。
【参考】関連記事としては「世界に20社しかない「デカコーン企業」の米リフトが上場 時価総額2兆4000億円に」も参照。
世界に20社しかない「デカコーン企業」の米リフトが上場 元スタートアップ、大きく躍進 https://t.co/5gaJSbiMkj @jidountenlab #リフト #ライドシェア #上場
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) April 1, 2019