高齢者による自動車事故が日々ニュースで取り上げられている。高齢ドライバーの免許証の返納に関して世論の関心が高まるが、一方で、高齢者以外の若い世代も痛ましい事故を起こしているのが日本の現実だ。
加齢による身体的な能力の低下や判断力の低下は確かに危険だが、同時に、年齢に関係なく各ドライバーの運転技能や適性も問われるべきだ。そこで例えば次のようなアイデアはどうだろうか。
「クルマにAI(人工知能)カメラを搭載し、AIがドライバーの運転を常時監視する。交通違反やヒヤリハットなどの場面があったら減点し、減点されたポイントが一定の基準を下回ったら免許が自動的に停止や剥奪される」
こうした制度を導入すれば、年齢に関係なく、各個人の運転の適性を評価することができる。警察が速度の取締りをしているのが見えると突然スピードを落とすドライバーがいる。であれば、常に監視がされている状態にすれば良いのではないか。
ただもちろん「監視社会」の訪れに恐怖を感じる人もいるだろうし、監視されている車内の映像がハッキングで流出する懸念もある。そのため、すぐにこうしたことが実現するとは考えにくいのが実際のところではある。
ヒューマンエラーは自動運転時代が完全に到来すればそもそも議論にはならないが、到来までの期間においても交通事故は起きる。だから、こうした議論は積極的に行われていくべきだと思う。
【参考】関連記事としては「【最新版】自動運転車の実現はいつから?世界・日本の主要メーカーの展望に迫る|自動運転ラボ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 22, 2018