伊豆半島における観光型MaaSの実証実験のフェーズ2が、2019年12月1日からスタートする。その開始を前に、実施主体となる東急や東日本旅客鉄道(JR東日本)などが報道発表でその詳細を明らかにした。
この観光型MaaSは、鉄道やバス、AI(人工知能)オンデマンド乗合交通、レンタカーやレンタサイクルなどを一つのプラットフォームで検索・予約・決済できるようにするものだ。
2019年4〜6月の3カ月間実施されたフェーズ1ではMaaSサービスが「Izukoアプリ」で提供されていたが、フェーズ2ではIzukoの基幹部分をウェブブラウザに切り替える。ブラウザの場合はアプリと違ってインストールが不要なため、利用者にとっては利便性が高まることになる。
そのほか、サービスエリアの拡大やデジタルチケットの商品メニューの充実などにもフェーズ2では取り組む。実証実験は2020年3月10日までの日程で実施され、伊豆観光のピークシーズンと重なるため、実用化に向けた課題などの抽出に一層つながりそうだ。
【参考】関連記事としては「伊豆の観光型MaaS、フェーズ1の結果報告 交通機関の統合アプリ「Izuko」のダウンロード好調」も参照。
伊豆の観光型MaaS、フェーズ1の結果報告 交通機関統合アプリ「Izuko」のダウンロード好調、AIオンデマンド乗合交通も登場 https://t.co/e5rK3rKHSS @jidountenlab #MaaS #伊豆 #アプリ
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) July 8, 2019