運転免許は”自動運転時代”に消える 代わりに「乗車免許」登場か

現在は8225万5195万人が利用





8225万5195万人。日本における運転免許の保有者数(2017年)だ。身分証明書としても持っていると便利な運転免許証。ただ果たして20年後にはまだ運転免許制度自体が残っているのだろうか。







20年後にはまだ運転免許制度は残っている気がするが、さらに先の未来では無くなっているか、もしくは、ほとんどの人が見向きもしない制度となっている可能性が高い。なぜか。自動運転社会が到来するからだ。

6段階に分けられる自動運転レベルのうち、レベル4以上の技術を搭載する自動車では人が全く運転に関与しなくてもよくなる。手動運転しようとしても、ハンドルやブレーキがない自動運転車であったとすれば、したくてもできない。

つまりこうした自動運転車が普及する時代になると、運転技能はそもそも必要とされないことから、国が免許を取得させる意味が無くなる。そもそも例えば4人で車に乗ったとしても、誰が「ドライバー」なのかも定義できない。

記事の前半で「20年後にはまだ運転免許制度は残っている気がする」と書いたのは、2040年ごろは「自動運転車」の販売台数の割合はまだ全自動車販売の3割強ほどで、しかも「自動運転車」と言っても人が緊急時は運転操作を担うセミ自動運転(レベル3)の車がまだ主流との予測が発表されるなどしているからだ。

【参考】調査会社の富士キメラ総研が上記の予測を発表している。詳しくは「AI自動運転車、2040年に4412万台に 大半は「条件付き」運転自動化のレベル3 全自動車販売台数の33.0%に」も参照。

しかし、その後は確実に完全自動運転の車が普及する時代が来る。欧州委員会は自動運転社会を2030年代に実現するという工程表を過去に発表しており、国によっては手動運転が禁止される時代がかなり早く到来するかもしれない。そうすれば運転免許制度は一層早く無くなるだろう。

ただ、もしかすると「自動運転車乗車免許」など、「乗車するための免許」が出てくるかもしれない。求められる技能は、自動運転システムが故障したときの対応方法など…。あり得る?







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