ドイツ自動車大手BMWグループの日本法人は2019年6月30日までに、スポーツ・アクティビティ・ビークルの最上級モデル「BMW X7」の販売を開始した。
最新モデルとして3眼カメラやレーダーなどの高性能センサーを搭載し、さまざまなADAS(先進運転支援システム)が備わっている。注目したいのはBMWとして国内で初めて実用化するハンズオフ(手放し運転)機能だ。
この機能は正確には「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」という名称で、高速道路での手放し運転が可能になる自動運転レベル2(部分運転自動化)相当の機能だ。高速道路での渋滞走行時にドライバーが常に前方を注視し、周囲の状況に応じてすぐにハンドル操作が可能な状況にあれば、ハンドルから手を離しての走行が可能になる。
また走行中のドライバーに制限速度を通知する「トラフィック・サイン・アシスト」もBMW車に初搭載の機能だ。知らずに速度超過してしまう事態を回避し、安全な走行をサポートしてくれる。
アクティブ・クルーズ・コントロールや車線変更・逸脱警告システム、衝突回避ブレーキなどの定番の安全装置も網羅している。ほかにも周囲の歩行者をセンサーで検知して警告するシステムや、接近してくる周囲の車を回避するシステムなどが標準装備されるという。コネクテッド機能も標準装備となっており、ソフトウェアアップデートなどにも対応できる。
新型BMW X7の納車開始は2019年8月以降の予定だ。
【参考】関連記事としては「BMW、日本で真っ先に高速道で「手放し運転」実現へ 自動運転レベル2の支援機能」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) April 14, 2019