次世代新幹線の実現へ、試験車両「ALFA-X」が5月デビュー 自動運転実現への基礎研究も

夜間に「仙台〜新青森」間を走行



ALFA-Xの編成デザインと先頭車デザイン=出典:東⽇本旅客鉄道プレスリリース

東⽇本旅客鉄道株式会社(本社:東京都渋谷区/代表取締役社長:深澤祐二)=JR東日本=は2019年3月25日までに、次世代新幹線の開発に向けた試験⾞両「E956形式」(愛称:ALFA-X)に関して報道発表を行った。

発表によれば、2019年5月にこの試験車両の製作を終え、同月から仙台と新青森間で走行試験を開始するという。具体的には、2019年5月から2022年3月までの3年弱の期間、営業列車の走行しない夜間に週2日程度試験を実施する。


試験の主な目的は次世代新幹線における環境性能の向上や地震対策を含む安全性の向上などに向けた開発・検証で、将来的な⾃動運転を⽬指すための基礎研究も行うとしている。

この試験車両「ALFA-X」は「アルファエックス」と読み、「Advanced Labs for Frontline Activity in rail experimentation」の略称。日本語訳は「最先端の実験を⾏うための先進的な試験室(⾞)」だという。

【参考】関連記事としては「JR東日本、新幹線試験車両「ALFA−X」の自動運転化へ研究」も参照。


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