自動運転車の窓を”液晶化”!豊田通商、九州企業の”未来”に出資

九州ナノテック光学のすごい技術



トヨタグループの豊田通商株式会社(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長兼CEO:貸谷伊知郎)は2019年2月22日までに、高機能液晶フィルムの開発を行う九州ナノテック光学株式会社(本社:大分県日出町/代表取締役:馬場潤一)に出資したと発表した。

九州ナノテック光学は光学フィルム開発を専門に手掛ける企業。同社が開発する高機能液晶調光フィルムは電気の力で透過率をコントロールし、透明と不透明を瞬時に切り替えることができる。会議室やショーウインドーのガラスに使用し、映像投影用スクリーンとしても利用されている。


出典:豊田通商プレスリリース

高機能液晶フィルムは自動運転車での使用も見込まれており、成長産業として注目を集めている。

自動運転レベル4(高度運転自動化)以上の完全自動運転車では人が運転する必要もなくなり、ブレーキやアクセル、ハンドルなども不要なため空間デザインの自由度も増す。そのため、窓ガラスに映像を映すインフォテイメント事業が拡大するとみられている。

こうしたことから、窓ガラスを液晶画面に生まれ変わらせることができる高機能液晶調光フィルムの需要は高まっていくとみられている。

【参考】関連記事としては「自動運転車の”窓”が100兆円市場の舞台に ディスプレイ化計画、韓国の現代モービスが発表」も参照。



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