トヨタ自動車の企業城下町・豊田市で2009年から運行されているオンデマンドバス「おばら桜バス」が進化し、その試験運行が2019年2月27日から始まる。仕掛けるのは、トヨタとソフトバンクの共同出資会社MONET Technologiesだ。
これまでこのオンデマンドバスは電話での予約を受け付けていたが、2月27日からはMONETのプラットフォームを導入し、試験的にスマートフォンの専用アプリから予約ができるようになる。
また、バス車内にはドライバー向けの専用タブレットが設置され、予約状況の分析によって最適な運行ルートが提示されるようだ。
実証実験におけるおばら桜バスの運行時間は平日の午前6時から午後7時までで、試験車両としてはトヨタのプリウスα(乗客定員4人)が2台使用される。参加者は小原地区の一部住民に限られている。
MONET Technologiesは2月18日、新たなオンデマンドモビリティサービスの提供に向け、全国の17自治体と連携をスタートさせることを発表している。豊田市における実証実験は自治体連携事業の第1弾として実施されるとみられ、注目が集まっている。
【参考】関連記事としては「MONET Technologies(モネテクノロジーズ)とは? トヨタとソフトバンク出資、自動運転やMaaS事業」も参照。
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