スウェーデン自動車大手ボルボグループのボルボトラックス社は2018年11月25日までに、同社としては初めて商用自動運転トラックの提供を行うことを発表した。提供先はノルウェーの鉱業企業だ。
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発表によれば、6台の自動運転トラックを提供する。車両は作業を行う鉱山と近くの港を結ぶ5キロの距離を走行するという。車両を販売するのではなく、運ぶ岩の重さに応じて料金を請求する形のようだ。
こうした課金制での自動運転トラックの提供は、ボルボトラックスのビジネスチャンスを一気に広げる可能性がある。自動運転はまだ始まったばかりのサービスだ。購入に二の足を踏む事業者は決して少なくないとみられるからだ。
ボルボグループの最近の自動運転ニュースとしては、2018年9月の新しいコンセプトカー「360c」発表がある。ハンドルや運転席がなく、自動運転レベル4(高度運転自動化)以上の技術の搭載を前提としたもので、車の中で睡眠をとったり、仕事をしたり、くつろいだりできる内装になっている。
【参考】関連記事としては「ボルボが完全自動運転コンセプトカー360cを発表 シートベルト代わりに「布団ベルト」」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 10, 2018