米フォード・モーター(本社:米国ミシガン州/最高経営責任者:Sherif Marakby)は2018年10月24日までに、アメリカの首都ワシントンで自動運転の実証実験を開始すると発表した。ワシントンでの自動運転車両の実証実験としては初のケースとなる見込み。
フォード社は、2021年の自動運転車の量産化に向けて自動運転の新会社「フォード・オートノーマス・ビークルズ」を2018年7月に立ち上げており、2023年までに総額40億ドル(約4400億円)を投じ、先行する米ゼネラル・モーターズ(GM)やグーグル系ウェイモなどの背中を追っている。
40億ドルのうち10億ドル(約1130億円)は、自動運転スタートアップの米アルゴAI社への投資であり、アルゴAI社との協業によって、デトロイトやピッツバーグ、マイアミでの実証実験はすでに実施済みだ。
ライバルに負けじと自動運転開発を進めているフォード。フロリダ州では宅配サービス分野での自動運転導入実験を行うなど、自動運転技術の用途開拓にも積極的に取り組んでいる。
【参考】関連記事としては「自動運転AIと歩行者の「意思疎通」規格、米フォードが統一化へ連携呼び掛け」も参照。
「点滅」は"動き出す"サイン…自動運転AIと人の"会話術"統一化へ、米フォードがほかの自動車メーカーに連携呼び掛け|自動運転ラボ https://t.co/NTBNVQF8hl @jidountenlab #サイン #自動運転 #統一
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) October 4, 2018