仏ルノー、完全自動運転EVコンセプト「EZ-ULTIMO」発表 レベル4技術搭載

木材や大理石も使ったデザイン



ルノーが発表した電気自動車(EV)自動運転コンセプトカー「EZ-ULTIMO」=出典:ルノー社プレスリリース

無人走行する高級ラウンジ——。そんな異名もつきそうな電気自動車(EV)自動運転コンセプトカー「EZ-ULTIMO」を、仏自動車メーカー大手ルノーがパリ・モーターショーで2018年10月2日に発表した。

EZ-ULTIMOはユーザーが購入して普段使いに乗るというより、観光客などがオンデマンドで利用することなどが想定されている。フランス芸術のエレガント性をデザインにふんだんに盛り込むことを意識し、大理石や木材なども車両の内装などに使用している。


発表によれば、EZ-ULTIMOは自動運転レベル4(高度運転自動化)相当の技術を搭載している。自動運転レベル4と言えば、走行領域は限定されるものの、人が運転に全く関与しなくても走行が実現する。

今年になって各社が自動運転レベル4のコンセプトカーを続々発表している。自動運転車両は「観光の足」として利用することも検討されているが、ルノーのこの豪華な自動運転車は観光の「足」ではなく観光の「目玉」にもなりそうだ。


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