国土交通省は2018年8月29日までに、2017年11月に島根県飯南町で実施した自動運転実証実験の結果を発表した。発表によれば、実証実験では128.7キロを見事走行したものの、その中で人間が操作を行った場面が93回あった。単純計算すると、1.5キロメートルにつき1回、人間が介入したことになる。
伝えられるところによると、93回の操作のうち、路肩の車を避ける操作が52回、対向車とすれ違う際の操作が33回、歩道のない道路で歩行者などを検知したときの操作が8回だった。飯南町は住民の移動以外に、町内のスキー場に向かう観光客や貨物集配といった側面でも自動運転の技術を活かす方法を検討中だとしている。
【参考】国交省の自動運転に対する取組に関しては、「国土交通省、3D道路データを最新センサーで収集 自動運転などへの活用図る|自動運転ラボ 」を参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 2, 2018