テスラ、中国でEV生産工場建設へ イーロン・マスク氏が決断 投資額は不明

"摩擦"回避狙う、外資規制緩和も後押し


テスラ社が公表している米国内のギガファクトリーのイメージ図=出典:テスラ社メディアキット

米電気自動車(EV)大手テスラ・モーターズが中国・上海にEVの新工場を建設することがわかった。上海市当局とは合意済みで、正式な許可が下り次第着工する予定。早ければ2年後に操業を開始するという。

投資額などは明らかにされていないが、新工場では年間50万台の車両の生産を計画している。これはカリフォルニア州フリーモントにあるテスラの主要工場に匹敵する規模だ。巨大電池工場「ギガファクトリー」をはじめ、主要部品から車両の組み立てまでを行う一大拠点になるとみられている。







工場新設の背景には、米中間の貿易摩擦の影響を回避する狙いと、世界最大の中国市場への本格進出などがありそうだ。追加関税の影響で、テスラ社は中国での販売価格を2〜3割ほど引き上げている。

同社はこれまでも中国内での工場建設を模索していたが、中国政府の厳しい外資規制により単独出資での進出は困難を極めていた。しかし、中国政府が2022年度までに外資系自動車メーカーの規制を段階的に撤廃する方針を打ち出し、2018年中にEVなどの新エネルギー車に関して規制を撤廃すると発表。これを受ける形でテスラ社は現地法人を5月に設立し、着々と準備を進めていたようすだ。







関連記事