タイ北部チェンライ県の洞窟に閉じ込められていた少年ら13人を救おうと、米電気自動車(EV)メーカーのテスラ・モーターズが救出カプセルを作って現地に届けたが、その救出カプセルは最終的には使用されずに終わった。しかしタイ海軍が将来的な別な救出ミッションなどで使用したい旨を示していたことが、2018年7月13日までに分かった。
タイの少年が閉じ込められたことが分かったのは7月2日。テスラ創業者のイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)はその2日後の7月4日にTwitterで協力を表明し、9日までに救出カプセルを完成させた。マスク氏は救出カプセルとともに7月10日午前に現地入りしたが、既に救出作業が進んでいたこともあり、結果的には救出カプセルは使われることはなかった。
しかしタイ海軍のチャロンチャイ・チャイヤカム少将がこのほど、将来的の救出ミッションでテスラの救出カプセルを使用することを約束。その上でテスラの一連の支援に感謝の意を述べたという。
Just returned from Cave 3. Mini-sub is ready if needed. It is made of rocket parts & named Wild Boar after kids’ soccer team. Leaving here in case it may be useful in the future. Thailand is so beautiful. pic.twitter.com/EHNh8ydaTT
— Elon Musk (@elonmusk) July 9, 2018