デンソー、M&Aで自動運転技術を獲得へ ベンチャー投資にも積極姿勢

自社開発の流れを転換?



トヨタグループの自動車部品メーカーである株式会社デンソー(本社:愛知県刈谷市/取締役社長:有馬浩二)が、これまでこだわってきた自社での一元的な技術開発の方針を転換し、外部企業のM&A(合併・買収)による技術力の獲得に乗り出す可能性が出てきた。


デンソーの松井靖常務が、米ブルームバーグのインタビューに応じる形で明らかにした。M&Aを検討する背景には、世界的な開発競争が加速する自動運転などの次世代技術の市場においては、自社だけでは競争力を維持し続けることが難しいと考えていることがあるとみられる。

トヨタ自動車は2018年6月、自動運転車など向けの電子部品事業をデンソーに集約することでデンソー側と合意したことを発表している。デンソーは高度な自動運転に関連する技術力を持つために、ベンチャー企業への投資も積極的に進めていく方針とみられる。


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