WILLER、シンガポールの観光地で自動運転の定期有償サービス開始

仏スタートアップのNAVYAなどが協力



出典:WILLERプレスリリース

高速バス大手のWILLER株式会社(本社:大阪府大阪市/代表取締役:村瀨茂高)のシンガポール子会社は2019年10月29日までに、シンガポールの観光地「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」において、自動運転車両による有償の定期運行サービスを開始すると発表した。

このサービスの提供は、自動運転技術を有するシンガポール・テクノロージズ・エンジニアリング(STEL)社と自動運転シャトルバスを開発する仏スタートアップのNAVYA社の協力を得る形で行われ、WILLERのシンガポール子会社がコンテンツ企画と車両開発、オペレーションを担う。


ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは年間1200万人が訪れる人気の植物園で、自動運転車両の窓が夜はモニターに変わってイルミネーションが投影されるなど、移動体験に観光的な付加価値を持たせていることも特長だという。

運行ルートは「ベイフロントプラザ」から「フラワー・ドーム」間の約1.7キロで、NAVYA社製シャトル2台を使用して午前10時から午後9時まで毎日運行される。チケットは現地または専用アプリで購入でき、料金は大人5シンガポールドル(約400円)、子供(3〜12歳)は3シンガポールドル(約240円)となっている。


関連記事