JAL、成田空港でトーイングトラクターでの自動運転実証 10月末から5カ月間

SBドライブの遠隔運行管理システムも使用



出典:日本航空プレスリリース

日本航空株式会社(本社:東京都品川区/代表取締役社長:赤坂祐二)=JAL=は2019年9月20日、成田国際空港の制限区域内で、トーイングトラクターによる自動運転の実証実験を10月31日から約5カ月間にわたって実施すると発表した。

トーイングトラクターは、乗客の手荷物や貨物などが積載された運送用コンテナを牽引するための車両だ。この実証実験はJALが国土交通省の「空港制限区域内の自動走行に係る実証実験」に応募し、実施されるものだという。


JALは成田空港を運営する成田国際空港株式会社とともに実証実験に臨む。実証実験は地上作業員や航空機などが混在する環境で実施され、安全や走行技術に関する準備と検証、課題の抽出などに取り組む。実証実験ではソフトバンク子会社のSBドライブが開発する遠隔運行管理システム「Dispatcher」も活用される。

実証実験は10月31日から翌2020年の3月31日まで。トーイングトラクターの自動運転化が実現すれば、将来的な労働力不足に対する懸念も小さくなりそうだ。

【参考】関連記事としては「丸紅とZMPの合弁AIRO、成田空港で自動運転の実証実験実施」も参照。


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