自動運転の開発や仮想テストが可能な「ANSYS Autonomy」発表 米アンシス

莫大な時間やコストの削減が可能に



米ANSYSの日本法人であるアンシス・ジャパン株式会社は2019年9月16日までに、自動運転ソフトウェアの開発やセンサーのシミュレーションなどに活用可能な「ANSYS Autonomy」を、同社のプロダクトである「ANSYS 2019 R3」の一部としてリリースしたことを発表した。


エンジニアがANSYS Autonomyを活用すると、自動運転や制御ソフトウェアの開発のほか、自動運転車に搭載するLiDAR(ライダー)やカメラなどのバーチャルシミュレーションを実施することができ、同社は「より安全な自動運転車を開発できるようになります」としている。

バーチャルシミュレーションを実施できる環境作りは、自動運転技術を開発する企業にとっては不可欠だ。現実社会の中で安全分析や実証実験を実施しようとすると、莫大な時間やコストが掛かるからだ。そのため特にシステムやセンサーに関する基礎的な実証実験などは、バーチャル環境と並行的に進めることが求められる。

ANSYS 2019 R3については「https://www.ansys.com/products/release-highlights」からも確認できる。

【参考】関連記事としては「自動運転車に実証実験・テスト走行が必須な理由 実用化に向けて回避すべき危険・リスクは?」も参照。



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