北海道の鈴木直道知事は2019年9月10日に開かれた定例記者会見で、さまざまな交通サービスを統合する「MaaS」について、記者からの質問に答えた。
地元メディアからの「MaaSにまず期待すること、それからMaaSの普及に向けて道としてどう取り組んでいきたいか」という質問に対し、鈴木知事は「(MaaSは)誰もがストレスのない移動を実現する上で大変有効なツールである」「観光立国北海道の確立に向けて積極的に取り組んでいきたい」などと語った。
このほか、道内空港の一括民間委託の実施に関連し、空港を中心に据えたMaaSの実現にも意欲を示した。
北海道では十勝圏がMaaS導入に向けたモデル地域に指定され、交通事業者や観光団体などが参加する実証実験が行われる見込みとなっている。そのほか道東エリアでは、大阪のWILLER社によるJR路線を核としたMaaSアプリの提供実験が行われている。
【参考】関連記事としては「MaaS実現を目指す各陣営と地域プロジェクトまとめ」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) August 29, 2019