自動運転ベンチャーZMP、韓国初の宅配ロボット実証動画を公開

センサー搭載、一般車両や歩行者がいても問題なく



自動運転ベンチャーの株式会社ZMP(本社:東京都文京区/代表取締役社長:谷口恒)は2019年4月、韓国で初となる屋外ロボットの実証実験を実施し、その動画を8月30日に公開した。

この実証実験は韓国のフードデリバリーアプリ最大手Woowa Brothers社と共同で実施したもの。ZMPが開発する自動運転宅配ロボ「CarriRo Deli」を使い、一般車両や歩行者がいるマンションが集まるエリアで実施された。動画は2分8秒でYouTube上にアップロードされている。


この実証実験の目的は「屋外走行のフィージビリティ検証」と「将来的なサービス展開を見据えたシナリオ点検」とされている。動画を観ると、CarriRo Deliはきちんと歩道を通り、障害物を避け、横断歩道も難なくクリアしている。センサーで前方の人を検知し、動きをしっかり止める様子も撮影されている。

CarriRo Deliでは自動車の自動運転化で開発された技術が応用されている。最大時速は6キロで、レーザーセンサやカメラで車体の周辺360度を常に認識できる能力を備えている。

【参考】関連記事としては「「五輪までに自動運転実現」 ZMP社長を突き動かす総理との約束」も参照。



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