運転手が急病→自動運転で路肩に停車 国交省が一般道向けガイドライン

システムの技術開発を促進



国土交通省によれば、運転手の異常が原因となって一般道で発生する事故は年200〜300件に上るという。もし自動運転システムがこうした緊急時に運転手にかわってクルマを路肩に安全に停車させてくれれば、事故となる可能性は減る。


国交省はこうしたシステムの開発を民間企業が取り組みやすいよう、2019年8月4日までに「ドライバー異常時対応システム発展型(路肩等退避型)の一般道路版」のガイドラインを策定したと発表した。

既に「高速道路版」は発表されているが、高速道路版とは異なり、一般道路版では「ドライバーの異常により運転の継続が困難になった場合に、交差点等への停止を回避する機能」について触れられている。

国土交通省は報道発表で「このガイドラインにより、自動車メーカーにおける同システムの技術開発が促進され、同システム搭載車両の早期導入が期待されます」としている。

▼ガイドラインの概要
https://www.mlit.go.jp/common/001301889.pdf


▼ドライバー異常時対応システム発展型 一般道路版 ガイドライン
https://www.mlit.go.jp/common/001301888.pdf


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