伊豆エリアで実施されている「観光型MaaS」の実証実験向け専用アプリ「Izuko(イズコ)」が当初予定の3倍強のペースでダウンロードされ、目標の2万ダウンロードを早々に達成したことが2019年6月5日までに分かった。
Izukoは伊豆エリアにおいて、国内外の観光客が鉄道やバス、乗合交通、レンタサイクルなどをシームレスに利用するためのスマートフォン向けアプリ。2万ダウンロードは実証実験開始後の4月1日から57日目となる5月27日に達成した。
アプリは下田海中水族館など6施設のデジタル入場券としても利用できることが特徴だ。現在は日本語と英語の2カ国語に対応している。
伊豆ではこれまで来訪者の8割がクルマで訪れており、鉄道やバス、タクシーといった2次交通機関を活用した観光周遊を活発化させるための取り組みが課題となっていた。実証実験はこうしたことを背景に、東京急行電鉄と東日本旅客鉄道、ジェイアール東日本企画の3社が中心となって取り組まれている。
実証実験は2019年4月1日から6月30日が「フェーズ1」、9月1日から11月30日を「フェーズ2」として実施される。今後はフェーズ2に向け、アプリの改善やデジタルフリーパスとデジタル入場券のエリア拡大などを図り、サービスをより拡充させていくとしている。
【参考】関連記事としては「JR東日本と東急電鉄が仕掛ける観光型MaaSとは 2次交通統合型サービス提供で旅行者の利便性向上」も参照。
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