空港初!成田に自動運転の警備ロボット導入 セコムが開発

可動アームを備え、不審物やゴミ箱内の検査も



成田国際空港株式会社はこのほど、国内の空港では初めてとなる自律走行型巡回監視ロボットを2019年6月3日からターミナル巡回警備の一部に導入すると発表した。来年開催の東京オリンピックを見据え、ターミナル館内のさらなる警備強化につなげる考え。

導入されるのはセコムが開発した自律走行型巡回監視ロボット「セコムロボットX2」で、自動運転しながら搭載センサーによる周囲監視が可能だという。


出典:成田国際空港プレスリリース

またロボットには、赤外線センサーと熱画像センサー、金属探知機を内蔵したアームが付いており、ルート上のゴミ箱内や不審物の確認などを行うことができる。緊急時には、ロボットを介して空港利用者と監視室が通話することも可能だ。

成田空港の2018年の航空旅客数は約4260万人に上り、日本の空の玄関口として重要な役割を担っている。東京オリンピックではさらに多くの利用が見込まれ、警備体制の強化や効率化が課題となっていた。

【参考】関連記事としては「丸紅とZMPの合弁AIRO、成田空港で自動運転の実証実験実施」も参照。


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