トヨタ、出資先のライドシェア大手グラブの運転手に優遇策 ローンや頭金で

フィリピン法人が発表



グラブの運転手なら特別ローンが組めます——。トヨタ自動車のフィリピン現地法人であるトヨタ・モーター・フィリピン(TMP)は2018年10月17日までに、トヨタ本体が出資した東南アジア配車大手グラブ(本社・シンガポール)の運転手に対し、車両購入に関して頭金やローンに関する優遇策を打ち出した。


トヨタ・フィナンシャル・サービス・フィリピン(TFSPH)と共同で実施するもの。報道発表によれば、バッテリーやエアコンの清掃、ワックスがけなどのサービスも割引価格で提供する。この優遇策は近くグラブアプリを通じて登録運転手に通知されるようだ。

トヨタがグラブへの出資を発表したのは2018年6月。出資額は10億ドル(約1100億円)と発表されており、東南アジアにおけるMaaS領域の協業を深化させることに合意していた。両社は2017年8月から協業をスタートしており、走行データ連動型の自動車保険などの面でも関係を強化している。


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