物流企業の関通、自律走行ロボット「Syrius」を2拠点に導入 AIで自己位置推定

中国・炬星科技が開発、生産性向上に貢献



出典:関通プレスリリース

物流企業の株式会社関通(本社:大阪府東大阪市/代表取締役社長:達城久裕)は、兵庫県尼崎市のロジポート尼崎内にある「関西主管センター」と埼玉県和光市にある「東京第一物流センター」に、物流ロボットの開発を手がける中国企業シリウスロボティクス(炬星科技)の自律走行ロボット「Syrius(シリウス)」を導入したと発表した。

このシリウスは自律走行でピッキング作業の支援し、生産性向上に貢献するロボットだ。商品をロボットが自動で運搬してくれれば、倉庫内の作業者の歩数削減につながる。報道発表によれば、シリウスは自ら撮影した画像をAI(人工知能)解析することで自らの位置を認識することができるという。







今後は関通が自社で開発・販売を行う倉庫管理システム「クラウドトーマス」との連携も計画しているという。

■自律走行ロボット「Syrius(シリウス)」とは?

シリウスロボティクスの公式サイトによれば、この自律走行ロボットは「FlexComet SL-50」という製品で、2019年度のグッドデザイン賞を受賞している。直感的で使いやすいタッチパネル式のUI(ユーザーインターフェース)や緊急停止スイッチがある安全性のほか、マルチセンサーにより周囲の環境を高精度認識できることなどが特徴とされている。

貨物を積むトレーは使い方に合わせて高さ調節が可能で、商品のサイズや品数に関わらずさまざまな形の折りたたみコンテナに対応できるという。本体重量は60キロ、最大積載量は50キロ、最大速度は2メートル毎秒。

本体上部と下部に設置された指示灯の色でロボットの状態がわかり、イエローは「稼働」、レッドが「警告」、ブルーは「充電」を示すという。通信方式は4GとWi-Fi。

シリウスロボティクスはグーグル出身者が中国・深圳で創業した企業。日本市場では今年4月から事業を本格化させるようだ。すでに日本では三井不動産が開設した体験型ショールームでロボットを展示しており、3月には三菱商事との業務提携も発表している。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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