ソフトバンクとスバル、自動運転で「世界初」の成功!どんな内容?

合流時車両支援の実地検証を実施



出典:ソフトバンク・プレスリリース

通信大手のソフトバンクと自動車メーカーのSUBARUが「世界初」の取り組みに成功したようだ。

2020年12月1日までの発表によれば、次世代通信規格「5G」とセルラーV2X通信システム(C-V2X)を活用した安全運転支援や自動運転制御に関わるユースケースの共同研究を進めている両社は、このほど合流時車両支援の実地検証に世界で初めて成功したという。







今回の実証実験は北海道美深町にあるスバル研究実験センター美深試験場のテストコースを舞台に実施され、ソフトバンクの可搬型設備「おでかけ5G」と、ノンスタンドアローン標準仕様の5Gネットワーク環境とC-V2Xの通信環境を活用し、合流時車両支援の2つのユースケースにおける技術検証を行ったという。

「おでかけ5G」は局地的に電波品質の高い5Gを提供できるソフトバンクの可搬型設備だ。ちなみに、技術検証に必要な車両位置情報の取得については、ソフトバンクの高精度測位サービス「ichimill(イチミル)」を活用したという。

■2つのユースケースで検証を実施

1つ目のユースケースでは、高速道路などで自動運転車両が合流路から本線車道へスムーズに合流することを目指し、検証を行った。

ソフトバンクは「低遅延・高信頼な通信が求められるこのユースケースでは、5GネットワークとMECサーバーを活用することで、合流車両が制御情報をもとに、本線車道を走行する2台の車両間にスムーズに合流することに成功しました」としている。

出典:ソフトバンク・プレスリリース

2つ目のユースケースでは、渋滞などによって本線車道を走行する車両の間に合流可能なスペースがない場合に、自動運転車がスムーズに合流することを目指して検証を行った。

ソフトバンクは「合流直前の限られた時間とスペースでのコミュニケーションという観点から、狭域での通信に有用性があるC-V2Xの車車間通信を活用し、合流車両と本線車両間の最適な位置関係を計算して、スムーズに合流することに成功しました」としている。

出典:ソフトバンク・プレスリリース
■「5G×自動運転」の取り組みに積極的なソフトバンク

自動運転車の実用化や社会実装に関しては、高速通信・大容量通信が可能な5Gは欠かせない存在だ。ソフトバンクは大手通信会社として「5G×自動運転」に積極的に取り組んでおり、5Gを活用したトラックの隊列走行の実証実験なども行ってきた。

今回の実証実験の実施でさらに技術力を向上させたソフトバンクに今後も注目だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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