パナソニック、高輪ゲートウェイ駅で自律移動ロボ実証!案内型と車椅子型で

利用者からの反応は上々「観光地でも使いたい」





パナソニックは2020年7月13日までに、3月に開業したJR山手線・京浜東北線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」において、JR東日本メカトロニクスと共同で自律移動ロボットを活用した実証実験を実施したことを発表した。

6月17日から2020年6月30日までの期間で実施された今回の実証実験は、2019年12月にさいたま新都心駅での取り組みに続くものだ。







実証実験では、自律移動型の案内ロボット「HOSPI Signage」とロボティックモビリティ(ロボット電動車いす)が使われ、駅の構内施設の案内サービスや移動に不自由がある人への支援サービスを検証した。

■HOSPI Signageはどのように活躍した?

HOSPI Signageは、人や障害物を検知し、状況に応じて自動で減速・回避・停止する機能を備えた自律走行ロボット。LCDパネル3枚を搭載しており、いる位置によって表示するコンテンツを変えることもできる。

今回の実証実験では、液晶ディスプレイに新型コロナウイルスに関する注意喚起や駅の広告を表示しながら、事前に設定された移動経路に沿って2階改札内コンコースを時速2.5キロで自律移動した。

動くサイネージは固定型と比較すると3倍の注目度があるとされ、広告媒体として期待されている。

■ロボティックモビリティはどのように活躍した?

実証実験で使われたもう一つのロボットは、ロボティックモビリティだ。WHILL社の電気車イスとパナソニックのロボット技術が搭載された自律走行型ロボットで、搭載した制御ユニットと2つの測距センサーにより、衝突回避や自律走行が可能となっている。

実証実験では移動に困難を伴う利用者など向けにロボティックモビリティが提供され、利用者がロボティックモビリティに座り、HOSPI Signageが先導する形で目的の場所まで行けるようにした。

■利用者からの反応は上々

ロボティックモビリティの利用客からは「特に身体が不自由な人にはありがたいサービス」「観光地やテーマパークでも使いたい」といった感想があり、反応は上々だったようだ。

駅構内は規制が多い公道とは違い、自律走行モビリティなどが導入しやすい。今後も実証実験が積極的に実施され、実用化に向けた動きが一層加速していきそうだ。

【参考】関連記事としては「自動運転時代、あなたの街の「駅前広場」はどうあるべき?」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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