自動運転化で「免許制度」は無くなる?レベル4までは必ず必要に

新たに「自動運転車免許」創設の可能性も



自動運転車が販売されるようになると「運転免許」は必要なくなるのだろうか。今回はこの点について考えてみたい。







自動運転レベルは0〜5の6段階ある。このうちAI(人工知能)が「どこでも」自動運転してくれるのは「自動運転レベル5」のみで、4以下のレベルでは自動運転が可能なエリアに制限がある。

こう考えれば、自動運転タクシーとほぼ同義となる自動運転レベル5においては運転免許がそもそも必要なくなるかもしれないが、自動運転レベル4までは確実に運転免許が必要になる。

【参考】関連記事としては「自動運転レベルとは?定義や違いは?徹底まとめ」も参照。

■エラーが起きたときは「遠隔操作」で走行

ただ、自動運転レベル5の車両に乗る人が運転免許を持っていないと、運転操作の判断を司るAIがエラーで作動しなくなったとき、人がAIに代わって車を移動することができず、不便に感じるかもしれない。

しかしそんなことはない。将来は公道でも管制センター側からの「遠隔操作」によって車両を走行させることが可能になる。高速・大容量の通信が可能な次世代通信規格「5G」によって、リアルタイム性の高い操作が可能となるからだ。既に実証実験も行われている。

こうしたことから、自動運転レベル5の車両は乗っている人による運転操作を全く想定せず、ハンドルやペダル類も無くなっていくと考えられる。

■「自動運転車免許」制度が創設される可能性も

ただ、たとえ自動運転レベル5の車両で運転免許が不要になったとしても、現在とは異なる枠組みの「自動運転車免許」制度が創設される可能性がある。本人が車両を運転しないとしても、交通事故を起こしたときは負傷者の応急救護などを担う必要が出てくるからだ。

このように「自動車×免許」も技術の進化とともに変わっていくのだ。

【参考】関連記事としては「警察庁、自動運転の遠隔操作に2種免許の保持義務付けか」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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