4本柱で実施!京王電鉄が2020年冬からMaaS実証、多摩エリアで

東京都の事業の採択を受けて実施



出典:京王電鉄プレスリリース

京王電鉄株式会社(本社:東京都多摩市/取締役社長:紅村康)は2020年9月23日までに、東京都の「令和2年度MaaS社会実装モデル構築に関する実証事業」の採択を受け、2020年冬から多摩エリアで地域関係者と連携した「MaaS」の実証実験を行うことを発表した。

交通利便性や生活利便性の向上に向けた施策の実施や地域の魅力を発信することなどを通じ、街としての活力を高め、高齢者や若年層、ファミリー層に持続的に住んでもらえる街作りにつなげたい考えだ。







具体的には、「交通サービスの統合」「ラストワンマイルの補完」「デジタルチケットを活用した交通と各種サービス連携」「情報発信・活用」の4本柱で実証実験を実施する。実施期間は、2021年1〜2月の予定だ。

■実証実験の4本柱は?
交通サービスの統合

京王線や井の頭線、JR中央線などのJR複数路線と京王バスや西東京バスなどのバス路線を組み合わせたリアルタイム経路検索や、タクシーやシェアサイクルなどの移動手段を含めたマルチモーダル検索が可能なサービスを提供する。経路検索結果から各交通の予約画面への遷移もできるという。

ラストワンマイルの補完

多摩市内の聖蹟桜ヶ丘駅と市内住宅地を結ぶ定時運行型ワゴンバスの運行やタクシー車両を利用した相乗り型輸送を行う。

デジタルチケットを活用した交通と各種サービス連携

交通と商業施設が連携し、多摩市内にある聖蹟桜ヶ丘ショッピングセンターの買物券・飲食・スポーツジムなどと鉄道乗車券のセット販売をすることをはじめ、高尾山きっぷのデジタル化や多摩都市モノレールとのセット券新設などを行う。

情報発信・活用

デジタル地図でのおすすめスポットの発信や、利用実績に基づいた分析を大学や他企業と連携して行い、今後の施策に活用するという。

■実証後の発表にも注目

この実証実験では京王電鉄がプロジェクトの全体統括を行う。そのほか、JR東日本と西東京バスが交通サービスの統合を担当、京王自動車とアイシン精機がラストワンマイルの補完を担当、工学院大学がデータ分析に携わるなど、複数の企業・団体が参画している。

都市におけるMaaS実証が盛んに行われつつある中、どのような成果が出るのか、実証後の発表にも注目していきたい所だ。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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