「CASE」は次世代の自動車業界を示すワードで、「コネクテッド」「自動運転」「シェアリング・サービス」「電動化」をつなげた造語だ。このCASEについてのほか、コロナ禍で注目されるマイクロモビリティについて解説するオンラインセミナーが開催される。
開催日時は2020年11月26日(木)17:00~19:00、オンラインセミナーの名称は「2030年CASE市場予測と車載ソフトウェア勝負の行方/コロナで注目のマイクロモビリティ」で、自動車メディア「Response」を運営するイード社と自動車問題研究会の共催で開催される。
セミナーは前半・後半の2部構成で実施され、いずれも民間調査会社の矢野経済研究所の研究員が講師だ。矢野経済研究所は自動車分野においてもさまざまなレポートを定期的に発表していることで知られている。
■講演「CASE時代の自動車産業はソフトウェアの戦いに」について
オンラインセミナーの前半は「CASE時代の自動車産業はソフトウェアの戦いに」(17:00~17:45)と題し、矢野経済研究所ICT・金融ユニットの森健一郎主席研究員が講演する。
矢野経済研究所は2020年9月に「2020年度版 車載用ソフトウェア市場分析 VOL.1 分析編 ~CASEで変わるクルマの開発・製造とソフトウェア市場2030年予測~」というレポートを公表しており、その内容を基にした講演となる予定だ。
具体的には、2030年のCASE市場の予測のほか、CASEを下支えする車載ソフトウェアの市場の構造変化などについても解説するという。以下がオンラインセミナーの主要なトピックスだ。
1.コロナ以後の世界自動車市場~2030年推移予測
2.コロナ以後の世界CASE四分野別~2030年推移予測
3.~30年までの車載ソフトウェア構造変化
4.OTA時代の情報系SW進化ロードマップ
5.国内車載SW四区分別市場規模~2030年推移予測
6.欧州企業の車載SW戦略
7.米国企業の車載SW戦略
8.日本企業の車載SW戦略
■講演「コロナ禍で注目されるマイクロモビリティの将来性」について
後半は「コロナ禍で注目されるマイクロモビリティの将来性」(17:45~18:30)と題し、矢野経済研究所モビリティ産業ユニットの阿江佑宜上級研究員が講演が行う。
新型コロナウイルスは自動車産業にも大きな打撃や影響を与えた。そんな中、阿江氏は「次世代自動車の開発やライドヘイリングなどのシェアサービスは今後大きな方向転換を迫られる」と指摘する。
その上で「二輪車や1~2人乗りの超小型モビリティの存在がこれまで以上に重要となってくる」と分析している。ソーシャルディスタンスの確保からも、1人もしくは少人数で移動できる乗り物に注目が集まっているというわけだ。
以下がオンラインセミナーの主要なトピックスだ。
1.コロナ禍で転換期を迎える自動車市場
2.注目されるマイクロモビリティ
3.日本~遂に登場する超小型モビリティ~
4.インド~世界最大の二輪市場の衝撃~
5.ASEAN~電動化の最新動向~
6.中国~躍進する電動バイクと縮小するLSEV~
7.マイクロモビリティの課題と将来展望
■申込〆切は11月24日(火)
オンラインセミナーは「Microsoft Teams」を使用したライブ配信で行われ、PC(パソコン)やタブレット(端末)、スマートフォンなどから視聴ができる。事前にアカウントを作成する必要はない。
オンラインセミナーの申込〆切は11月24日(火)正午。参加費用は1人3万3000円(税込)。申し込みは「【オンラインセミナー】2030年CASE市場予測と車載ソフトウェア勝負の行方/コロナで注目のマイクロモビリティ」から可能となっている。