「街の交通結節点」を大日本印刷が開発!将来は自動運転バスの発着場にも?

DNPモビリティポート、2022年度から本格稼働



出典:大日本印刷・公式YouTube動画

大日本印刷株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役社長:北島義斉)=DNP=は2021年6月7日までに、交通結節点として機能する「DNPモビリティポート」を開発したことを発表した。

DNPモビリティポートとは、交通情報や地域情報を配信するデジタルサイネージを設置した施設で、複数の交通手段・サービスが交わる交通結節点として機能するという。







DNPモビリティポートではオンデマンド型のタクシーやバスの呼び出しができ、小型モビリティやシェアサイクルの貸し出し状況などもデジタルサイネージで確認可能なようだ。

報道発表によれば、DNPモビリティポートには3つのコンセプトがある。「行きたくなる」「居たくなる」「周遊したくなる」だという。

  • 行きたくなる : 公共交通やデマンドタクシー、小型モビリティ等が手軽に利用できる。
  • 居たくなる : 屋外に適したスペースデザインにより居心地が良く、新しい発見がある。
  • 周遊したくなる : 地域情報発信や各種サービス連携など、街を周遊したくなる仕掛けがある。
出典:大日本印刷プレスリリース
■2022年度から本格稼働へ、すでに実証実験を開始

大日本印刷はDNPモビリティポートに関連する取り組みを、すでに2020年から2021年にかけて実証実験として重ねてきており、2022年度からの本格的なサービス展開を目指している。

2020年11〜12月には「静岡型MaaS基幹事業実証プロジェクト」の実証実験で、静岡市のJR草薙駅とJA清水厚生病院に通信型タッチパネル式屋外サイネージを設置した。オンデマンド交通サービスの乗降ポイントとして活用し、スマートフォンの扱いに不慣れな住民がAIオンデマンド交通サービスを気軽に利用できることを実証した。

2020年12月〜2021年3月には三重県の「菰野町観光協会の3密回避に向けた最先端技術活用実証事業」において、6カ所の観光スポットにデジタルサイネージを設置し、小型モビリティの発着点として活用した。現在も「菰(こも)ビリティ」の名称で小型モビリティのシェアリング事業が実施されているという。

2021年7月からは「地域とつながる小さな拠点づくり社会実験Shibuya Mobility and Information LoungE(SMILE)」で、電動キックボード「LUUP」のポートとして東京都渋谷区の東急百貨店本店前にデジタルサイネージを設置する予定だ。交通情報の発信だけでなく、奥渋エリアの魅力も発信して周辺地域への回遊を促し行動変容を実証するという。

■「自動運転タクシー」や「自動運転バス」の乗降地にも

モビリティサービスを連携させる「DNPモビリティポート」はMaaS的に注目の取り組みと言える。将来的には「自動運転タクシー」や「自動運転バス」の乗降地点などにもなっていくはずだ。今後の展開に注目していきたい。

【参考】関連機時としては「空飛ぶクルマ企業SkyDrive、MaaSサービスで大日本印刷とタッグ」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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