米EVスタートアップCanoo、自動運転レベル2車両でBlackBerryのOS採用

サブスク型で新たな交通形態を達成へ



出典:Canoo社プレスリリース

電気自動車(EV)スタートアップ企業の米Canooは2020年8月5日までに、自社開発するEVのADAS(先進運転支援システム)に、カナダの情報セキュリティ企業BlackBerryが提供する「BlackBerry QNX OS」を採用することを発表した。

報道発表によれば、BlackBerry側が技術ライセンスをCanooに対して供与し、自動運転レベル2(部分運転自動化)の機能が同社が開発する量産車に搭載されるとみられている。







■2021年末から量産車をサブスク型で提供

かつては通信機器メーカーとして独自にスマートフォンを展開していたBlackBerryは、近年は自動車分野でのOS展開に力を入れており、米ラスベガスにて開催された技術見本市「CES 2020」ではAIをベースとした車載ソリューションを発表し、注目を浴びた。

Canoo社は2017年創業のスタートアップ企業で、電気自動車の開発・提供を手掛けている。2021年末にも量産車を発売する計画を立てており、サブスクリプションモデルで車両を提供する方針であることも発表されている。

今回の採用についてCanooの幹部であるPhil Weicker氏は「BlackBerry QNXは、機能安全認証を取得したソフトウェアOSの業界標準であり、当社にとっては当然の選択でした」と述べている。

■BlackBerry幹部「新たな交通形態の達成を心待ちに」

BlackBerryは以前は通信機器メーカーとして、スマートフォンの開発・販売で有名企業となった。同社のOSは高い暗号化技術などが強みで、いまはその技術を活かし、自動運転分野で役立つOS開発に力を入れている。

BlackBerry社のシニア・バイスプレジデントであるJohn Wall氏は「Canoo社との協業を通じ、『自動運転EVの低コストな共有モデル』という新たな交通形態のビジョンを達成できる日を、今から心待ちにしています」と述べている。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。同業上場企業とのJV設立や複数のM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立。設立3年で、グループ4社へと拡大し、デジタル系事業開発に従事している。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域最大級メディア「自動運転ラボ」立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術・会社の最新情報が最も集まる存在に。
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