テスラ、今度は「本物の壁」に突っ込む 76歳女性が死亡、自動運転か?

Autopilot作動中と説明



出典:YouTube

米テキサス州でこのほど、電気自動車を開発するTeslaテスラ)のEVセダン「Model 3」が住宅に突っ込み、家の中にいた76歳の女性が死亡する事故が発生した。

運転していた男性は、事故当時にテスラの一部自動運転可能なシステム「Autopilot(オートパイロット)」が作動していたと説明しており、米運輸当局が調査に乗り出している。


テスラに関しては、過去に米国のエンジニア系YouTuberが、ニセの壁にテスラの車両を向かわせるとどうなるかテストし、その際は壁に突っ込んでしまったが、今回はテストではなく、さらにはニセモノでもない壁に突っ込んでしまう結果となってしまった。

【参考】関連記事としては「テスラの自動運転機能(FSD)とロボタクシーを徹底解説」も参照。

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■事故の概要と被害の状況

事故が発生したのは2026年6月19日の午後8時ごろ(現地時間)。44歳のMichael Butler(マイケル・バトラー)氏が運転するModel 3は、住宅街の道路を走行中に車線から逸脱。そのまま道路脇の芝生を横切り、レンガ造りの住宅へ高速で突っ込んだ。

防犯カメラの映像には、車両が減速することなく建物の外壁を突き破る様子が記録されており、衝突時の速度は時速70マイル(約113km/h)前後だった。


住宅内で買い物帰りの食料品を片付けていたMartha Avila(マーサ・アビラ)さん(76)に車両が直撃した。Avilaさんはヘリコプターで病院へ搬送されたものの、重傷のため死亡が確認された。

当時、住宅には娘夫婦と3人の孫もいたが、幸いにも負傷者は出ていない。

【参考】関連記事としては「テスラの車載カメラ、「偽の壁」に騙され、盛大に突っ込む」も参照。

テスラの車載カメラ、「偽の壁」に騙され、盛大に突っ込む


■運転支援システム使用の有無が捜査の焦点に

Butler氏は事故後、捜査当局に対し、Teslaの運転支援システム「Autopilot」が作動していたと説明した。ハリス郡保安官事務所によると、Butler氏に飲酒や薬物使用の兆候は見られず、捜査にも協力的だという。

この証言を受け、米運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、新技術や安全上の欠陥が疑われる重大事故に対して実施される「特別事故調査(Special Crash Investigation)」を開始した。

現在は、Autopilotが作動していたのか、より高度な運転支援機能の「Full Self-Driving(FSD)」が使用されていたのかの確認が進められている。

また、住宅街で車両が高速走行していた理由や、停止標識のある交差点を通過した経緯など、運転者が当時どのような操作を行っていたのかも重要な捜査対象となっている。

■今後の調査の行方と安全性への影響

Teslaは事故に関する報道機関からのコメント要請に回答しておらず、現時点で公式な見解は示していない。今回の事故調査の結果は、Teslaの運転支援技術の安全性を巡る議論に大きな影響を与える可能性があるため、当局の動向に高い関心が寄せられている。

【参考】関連記事としては「自動運転車の事故、日本・海外の事例・事案まとめ」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
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