自動運転に「冬は無理」説。雪で「センサー死亡」

雪でADASの一部が使用不可

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センサーに雪が付くとADAS(先進運転支援システム)が作動しないということがある。

X(旧Twitter)に「自動運転がまだ、ほど遠い理由 この程度(町中10分走行)でセンサー死亡」という説明とともに、車体に雪が付着し凍っている画像が投稿された。コメント欄では「自動運転は冬は無理」説が出て、にわかに盛り上がっている。

国内外の自動運転技術を開発している企業は、北海道などの豪雪地帯でも実証走行を行っていることが多いが、自動運転は、雪道や氷点下のエリアでは実用化は難しいのか。

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■雪を「レーダー汚れ」として機能が作動せず

話題になっているXの投稿を見ると、「プリクラッシュセーフティ使用不可 レーダー汚れを取ってください」との車内表示が出ていることが分かる。

プリクラッシュセーフティとは、トヨタの車種に搭載されているADASの名称だ。ミリ波レーダーと単眼カメラで前方の車両や歩行者、自転車などを検知し、衝突の危険がある場合に警報と自動ブレーキで衝突回避や被害軽減を支援する安全システムになっている。

トヨタの場合、ミリ波レーダーはフロントグリル中央のエンブレム(トヨタマーク)の奥に装着されている。今回は車体前面に雪が付き凍ってしまい、エンブレムどころかナンバープレートも見えなくなってしまっている。

■SNSの反応は?

今回の投稿に対し、下記のようなコメントが寄せられている。同じような経験をした人が多いようだ。

以下のようなコメントもあった。

■雪国での実証実験は行われているが…

トヨタは北海道北部の士別市に、東京ドーム約200個分の広大な規模を誇る士別試験場を有しており、降雪時や極寒時におけるクルマの走行テストなどを行っている。おそらく、その際にADASの挙動についてのテストも行っているはずだ。

出典:トヨタイムズ公式サイト

ソフトバンク子会社で自動運転サービスを手掛けるBOLDLY(ボードリー)は、北海道の上士幌町で2017年10月から自動運転バスの実証実験を開始、2021年12月には日本初となる公道での雪道走行の実験が行われた。必要な対策を行うことで雪や氷点下の環境でも安全に運行できることを確認した。2022年12月からは定常運行を行っている。現在は自動運転レベル2での運行だが、レベル4の実用化を目指している。

2026年1月14日からは、NTTドコモビジネスを代表機関としたコンソーシアムが北海道千歳市で豪雪・寒冷地における自動運転バスの安定走行モデル実証をスタートさせた。豪雪・寒冷地において自動運転バスを安全かつ安定的に走行させるための先端通信技術と運行制御技術の有効性を検証する取り組みになる。

▼豪雪・寒冷地における自動運転バスの安定走行モデル実証を千歳市で開始
https://www.ntt.com/about-us/press-releases/news/article/2026/0114.html

■メーカー各社の対応が望まれる

SNSで実際のユーザーの声を見ていると、市販車における雪上走行でのADASや自動運転の機能について、実際はうまく作動しないことがあることが分かった。寒冷地仕様に対応する車種もあるが、一般的にはバッテリーの容量や凍結防止対策、ワイパーの性能などが普通仕様車との違いだ。

トヨタのEV(電気自動車)「bZ4X」の寒冷地仕様には、寒冷地においてミリ波レーダーに雪が付着しないようヒーターを取り付け、降雪環境下でもレーダークルーズコントロールの機能を維持できるようになる「ミリ波融雪機能」が搭載されている。しかしこういった機能を持つ車種は少ない。そもそも雪国でEVに乗る人は極めて少ないのだ。

安全性をあてにして購入したADASが、雪で機能しなくなっては元も子もない。メーカー各社がこの問題にどう対応していくのか、注目したい。

【参考】関連記事としては「「雪道の自動運転」で日本が世界をリード!実証続々」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)



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