日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」(運営:株式会社ストロボ)は、主要6転職サイトにおける2023年3月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転:前月比0.2%の3万3,255件
「自動運転」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年3月末時点で、前月比0.2%増、前年同月比17.5%減の3万3,255件となった。
主要転職6サイト別では、Indeedが前月比2.5%増の2万8,048件、dodaが同0.8%増の3,686件、リクナビNEXTは同8.1%減の1,289件、マイナビ転職が同10.9%減の114件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職が前月から大幅減の40件となった。
■大手・中小・ベンチャー問わず求人登録が旺盛
自動運転市場にはさまざまな規模の企業が参入している。自動車メーカーなどの大手企業やシステム開発系の中堅企業、まだ創業間もないベンチャー企業などだ。そのいずれの規模の企業からも自動運転の関連の求人が積極的に出ている。
■MaaS:前月比7.1%増の3,614件
「MaaS」の関連求人案件数(主要転職6サイト)は2023年3月末時点で、前月比7.1%増、前年同月比134.7%増の3,614件となった。前年同月比での増加は調査開始以来連続しており、件数自体は自動運転関連求人より少ないが、伸び率は目を見張るものがある。
主要転職サイト別では、Indeedが前月比9.2%増の2,894件、dodaが同2.5%増の489件、リクナビNEXTが同7.3%減の204件、マイナビ転職は同23.1%増の16件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職は同50%減の1件だった。
MaaSを展開する場合、事業としては「システム」と開発するか「サービス」を開発するかに大きく二分される。MaaS関連求人ではその両方で求人があるが、最近は徐々にMaaSサービスに関する求人案件の割合が増えている印象だ。
【参考】関連記事としては「「MaaS」求人、117.9%増の3,373件 2023年2月末時点」も参照。