日本唯一の自動運転専門ニュースメディアである「自動運転ラボ」（運営：株式会社ストロボ）は、主要6転職サイトにおける2023年2月末時点の「自動運転」関連求人案件数と「MaaS」関連求人案件数をそれぞれまとめた。
■自動運転：前月比0.7%減の3万3,179件
「自動運転」の関連求人案件数（主要転職6サイト）は2023年2月末時点で、前月比0.7%減、前年同月比18.8％減の33,179件となった。Indeedでは案件数が減少し、リクナビNEXTやエン転職では掲載数が増えた。
主要転職6サイト別では、Indeedが前月比3.2％減の2万7,360件、dodaが同0.9％減の3,657件、リクナビNEXTは同14.6％増の1,403件、マイナビ転職が同0.8％増の128件、ランスタッドは前月と変わらず78件、エン転職が前月の36件から553件へと大幅に増加した。
■人材確保へ研修体制の充実ぶり強調
自動運転関連の求人では、研修体制や教育体制の充実ぶりをアピールしている案件が多い印象だ。各社、今後の開発プロジェクト強化に向け、人材を厚くする狙いがあるとみられる。
■MaaS：前月比11.3％減の3,373件
「MaaS」の関連求人案件数（主要転職6サイト）は2023年2月末時点で、前月比11.3％減、前年同月比117.9％増の3,373件となった。減少はしたものの、調査開始以来、単月ベースで過去2番目に総掲載数が多くなっている。
主要転職サイト別では、Indeedが前月比14.1％減の2,651件、dodaが同5.2％減の477件、リクナビNEXTが同15.2％増の220件、マイナビ転職は同8.3％増の13件、ランスタッドは前月と変わらず10件、エン転職も同100％増の1件だった。
MaaSは「サービスとしてのモビリティ」の略であることから、「サービス」の一種であると言えるが、自動車を製造する自動車メーカーも求人を多く出している。各メーカーが車両の製造だけではなく、サービスの開発・提供にも乗り出しているためだ。
【参考】関連記事としては「自動運転求人、前月比18.8%増の3万3,427件 2023年1月末時点」も参照。
