トヨタのサブスク、「ダブルの初」は進化と見守り!KINTOが発表

新サービス「KINTO Unlimited」を発表



出典:トヨタプレスリリース

クルマのサブスクサービスを展開するトヨタグループのKINTO(キント)は2022年12月13日までに、新しいサービス「KINTO Unlimited」を、この冬に発売する新型プリウスの一部グレードにて提供を開始することを発表した。

従来の自動車保険や自動車税などの諸経費をパッケージ化したサブスクサービスKINTOをベースに、「進化=アップグレード」と「見守り=コネクティッド」という2つの付加価値を提供していくという。







■納車後も絶えず付加価値を提供

報道発表によれば、現在、「クルマに安心して乗り続けたい」「カーライフにかかる出費を極力抑えたい」という顧客からのニーズが高まっているという。

そこでトヨタとKINTOはそのニーズに応えるため、納車後も絶えず付加価値を提供していく必要があり、そのためにクルマの「限界」を超えるサービスを新たに生み出さなければならないと考えた。そして立ち上げたのが、KINTO Unlimitedだ。

KINTO Unlimitedでは、ソフトウェアとハードウェアの両面において、2つのトヨタ初のサービスにより、クルマの進化を実現していく。

■1つ目の初「アップグレード」
出典:トヨタプレスリリース

ソフトウェア面では、OTA(Over The Air)を通じて、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」を常に最新のソフトウェアに更新させる。この費用はサブスク月額料金に含まれているため、顧客の負担は不要だ。

ハードウェア面では、契約した車両にあらかじめ付け加えておく「アップグレードレディ設計」に注目したい。配線の調整やセンサーの取り付けなど、アップグレードに必要な施工作業の大部分をクルマにあらかじめ織り込んでおくことで、実際に行う作業を簡素化させるという。

先行してブラインドスポットモニターやパノラミックビューモニター、ステアリングヒーターなどがラインナップされ、新しく登場する装備や機能も後付けできる。アイテムごとに価格が決まっていて一括またはサブスク月額料金に上乗せするか選択できる。

■2つ目の初「見守り機能」
出典:トヨタプレスリリース

見守り機能では2つのサービスを提供する。

「コネクティッドドライブトレーナー」では、トヨタのコネクティッドサービス「T-Connect」を通して、アクセル・ブレーキの踏み方やウィンカーを出すタイミングなど、顧客の運転データを学習分析する。

それにより専用のアプリを通じ、ドライバーごとに異なる安全な運転や燃費の向上につながるポイントをアドバイスするという。このサービスは当面実証実験としての扱いになるため、追加費用は発生しない。

「コネクティッドカーケア」では、クルマごとの使用状況に合わせたタイミングでエンジンオイル交換時期を提案する。

■利用者数がさらに増加へ

年々利用者数が増加しているクルマのサブスクサービス。わざわざ販売店まで出向かなくてもWEB上で契約が完了し、納車まで最短1.5カ月という早さで自動車を気軽に選べる。車種によって異なるが、月額1万円台から諸費用コミコミで乗ることができる。

そして、今まで無かったトヨタ初のサービスが2つ盛り込まれ、顧客獲得のスピードが上がりそうだ。

【参考】関連記事としては「トヨタの自動運転戦略(2022年最新版)」も参照。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)









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