もしかすると「Apple Car(アップルカー)」は、イタリアの超高級車ブランドであるランボルギーニのようなデザインになるのかもしれない。なぜか。米アップルがランボルギーニの自動車開発トップの1人を採用したからだ。
■EVチームの最上級管理職へ
アップルが採用したのは、ランボルギーニで約20年の経験を持つルイージ・タラボレッリ氏。アップルではEV(電気自動車)チームの最上級管理職の1人となるようだ。
同氏は最近までランボルギーニのシャシー(※足回り部分のこと)とビークルダイナミクスの責任者だったという。ウルスやウラカン、アヴェンタドールといったモデルや、ウラカンステラートというオフロード車、アステリオンというコンセプトカーなど限定モデルにも携わってきた。
さらに、シャシー開発やハンドリング、サスペンション、ステアリング、ブレーキ、リムなどの分野を管理する立場であったようだ。
ただしアップルの自動運転開発部門には、テスラやWaymo、ボルボ、メルセデス・ベンツ・グループなどから数百人のエンジニアや元上級設計幹部が合流しており、今回のタラボレッリ氏の採用がApple Carのデザインの方向性を決定付けるものになるかは分からない。
■全貌が明らかになる日はいつ?
アップルは秘密主義で自動運転事業を展開しているが、米カリフォルニア州車両管理局(DMV)からテスト走行免許を取得したことや、特許を取得していることなどから、プロジェクトは今も動いていることは明らかだ。
しかし、いつApple Carが発売されるのか、デザインはどのような方向性となるのか、などまでは分かっていない。さまざまな憶測も呼んでいるアップルカー。全貌が明らかになる日はいつになるのだろうか。
【参考】関連記事としては「Apple、自動車ビジネスを本格展開へ iOS活用、自動運転車開発も」も参照。