「トヨタ 自動運転」と特許検索してみると?

「J-PlatPat」でフリーワード検索可



出典:J-PlatPat公式サイト

革新的技術やアイデアなどが日々生まれている自動運転分野。それらの技術やアイデアが競合他社に真似されないよう、特許や商標の出願も盛んに行われている。ではそうした出願内容は、どこでどのように検索・確認すればいいのだろうか。

■特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で検索

特許や商標に関する情報は、独立行政法人「工業所有権情報・研修館」が運営している特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」で検索可能だ。


▼J-PlatPat
https://www.j-platpat.inpit.go.jp/

J-PlatPatにアクセスすると簡易検索できるページが表示され、検索対象を「特許・実用新案」「商標」などに絞って検索することが可能だ。

実際に「特許・実用新案」を選択し「自動運転」と検索してみると、2022年2月1日時点で12,685件の結果がヒットし、「出願日」「公知日(※内容が公開された日のこと)」「発明の名称」「出願人/権利者」などが表示される。

トヨタ自動車やホンダといった大手自動車メーカーから、中小企業や個人など、さまざまな出願人・権利者の名前が並ぶ。


■「トヨタ 自動運転」と検索してみると?

ちなみに「トヨタ 自動運転」で検索してみると、公知日2022年1月19日の「ドライバ監視システム」と「車両用シート及び車両」などがヒットする。

このうちドライバ監視システムは、「警告によってドライバの異常が解消されない場合に、ドライバの安全を適切に確保する」ためのもののようだ。以下のような図面が添えられている。

出典:J-PlatPat(※クリックorタップすると拡大できます)

実際にJ-PlatPatから検索をかければ、さまざまな出願内容が確認できる。興味がある人は是非J-PlatPatにアクセスしてみてほしい。

【参考】関連記事としては「自動運転の特許、トヨタが続々出願!件数ベースで世界首位」も参照。


記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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