トヨタWoven Planetの採用情報が全て英語な理由 自動運転求人もWoven City求人も

「our work is done in English」と明言



出典:Woven Planet Group公式サイト・採用情報ページ

2021年1月に設立されたWoven Planet Group(ウーブン・プラネット・グループ)。自動運転関連ソフトウェアやスマート・シティなどの新領域を手掛けるトヨタ自動車の子会社だ。

そのWoven Planet Groupが公式サイトで人材を募集している。しかしその採用情報が全て英語なのだ。日本語では一切の説明がない。募集職種の勤務地の多くは東京なのに、なぜ英語のみしか用意していないのだろうか。


▼採用情報 — Woven Planet Holdings
https://www.woven-planet.global/jp/careers

■採用ページは全て英語!何が書かれている?

採用情報のページに進むと英語で「At Woven Planet Group, our work is done in English」とある。日本語では「Woven Planet Groupでは、仕事は英語で行われる」という意味で、英語スキルが必須条件であることが分かる。

Woven Planet Groupはトヨタの米研究子会社TRI(トヨタ・リサーチ・インスティテュート)とも連携して開発を進めていることもあり、もはやグローバル人材と円滑にコミュニケーションがとれる人材でなければ、業務を問題なく進めていくことはできないのだろう。

ちなみにWoven Planet Groupではすでにグローバル人材が多くおり、2021年1月29日に実施されたオープニングイベント「The Genesis」のアーカイブ配信動画でも外国人幹部が複数人登場している。


ただし採用ページには「We offer Japanese or English language learning opportunities for all of our team-members」(全員に日本語か英語の学習機会を提供している)とも書いてあるので、いまは英語力が高くなくても、技術力が高く英語を学ぶ意欲があれば、チャンスはありそうだ。

■エンジニアやプロダクトオーナーなどを11チームごとに募集

ちなみに採用ページでは、「AUTOMATED DRIVING TECHNOLOGY」や「ARENE SOFTWARE PLATFORM」、「WOVEN CITY」、「UX/UI」、「BUSINESS DEVELOPMENT & STRATEGY」など11のチームで募集がある。

例えば「AUTOMATED DRIVING TECHNOLOGY」チームでは、安全運転支援機能「ガーディアン」や地図・位置情報・軌道計画、MaaS、センサーフュージョンなど10のカテゴリーでエンジニアやプロダクトオーナーなどを募集している。


「WOVEN CITY」チームでは、ビジネス&サービスやCity OS、ロボット、UXコミュニケーション戦略などの7つのカテゴリーでエンジニアやディレクター、マネージャーなどを募集している。

英語力にある程度の自信があるエンジニア、もしくはグローバル人材を目指していま英語を猛勉強しているエンジニアの人は、ぜひトライしてみてはいかがだろうか。

記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)




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