戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「第2期自動運転(システムとサービスの拡張)」におけるイベントとして、2021年3月25日と26日の2日間、「未来を変える自動運転ショーケース」が開催される。
今回のショーケースは「SIP第2期 自動運転 中間成果発表会」「社会受容性シンポジウム」「地域自動運転サミット」の3つで構成され、各会場でこれらのイベントに参加できるほか、オンラインでも展示内容の閲覧や参加が可能だ。
ちなみに「SIP第2期 自動運転 中間成果発表会」の会場は「東京ファッションタウンビル西館2F TFTホール1000」、「社会受容性シンポジウム」と「地域自動運転サミット」の会場は
「TOC有明 4F コンベンションホールWEST」となっている。
会場参加の場合もオンラインの場合もいずれも事前予約が必要で、イベント公式ホームページ(https://sip-adus-showcase.com/)から申し込みが可能だ。参加はいずれも無料。
■SIPにおいて「自動運転」は重要テーマの1つ
「戦略的イノベーション創造プログラム」(SIP)は、府省の枠や旧来の分野を超えて科学技術イノベーションを実現するため、内閣府総合科学技術・イノベーション会議を司令塔として2014年に創設された国家プロジェクトだ。
SIPにおいて自動運転は重要テーマの1つに位置付けられており、第1期は「自動走行システム」をテーマに、第2期は「自動運転(システムとサービスの拡張)」をテーマに、官民が連携しながら取り組みが進められている。
ちなみに第2期では実用化を意識した取り組みを強化し、高速道路に加えて一般道も実用化のフィールド範囲として追加された。
■ショーケースを構成する3つのプログラム
今回のイベントを構成する3つのプログラムについて紹介していこう。「SIP第2期 自動運転 中間成果発表会」では、「自動運転の現在地」をより多くの人に理解してもらえるよう、実用化に向けた最新の研究成果を6つのコーナーで分かりやすく展示する。
「社会受容性シンポジウム」では、地域住民が自動運転サービスに期待することや、政府・業界の取り組みを紹介するほか、無人自動運転サービスを2021年3月末から開始する福井県永平寺町とのオンライン中継で、「永平寺町自動運転出発式」も実施するという。
「地域自動運転サミット」では、自動運転サービスの実用化に向けて取り組みを進める自治体や事業者、自動運転に関する技術開発を進めるベンチャー企業が集まり、自動運転の課題や期待される役割などを共有した上で、課題解決の手段や連携強化を模索する。
■会場に足を運べない人はぜひオンラインで参加を
SIPにおける自動運転の取り組みは、日本の官民連携プロジェクトとしては最も大きい規模を誇る。コロナ禍もあり今回はオンラインでも同時開催されることから、会場に足を運べない人はぜひこの機会にオンラインで参加してみてはいかがだろうか。
【参考】関連記事としては「SIP第2期の自動運転実証が東京臨海部で順次開始、その全容は?」も参照。
SIP第2期の自動運転実証が東京臨海部で順次開始、その全容は? https://t.co/ozrRgk5Ec6 @jidountenlab #自動運転 #SIP #東京
— 自動運転ラボ (@jidountenlab) October 19, 2019