株式会社東陽テクニカ(本社:東京都中央区/代表取締役社長:五味勝)は2019年2月8日までに、視線計測システム事業を展開しているスウェーデンのSmart Eye AB社の非接触式視線計測システムに新製品「Smart Eye Pro DX システム」を加え、販売開始したと発表した。
同システムは、自動運転やADAS(先進運転支援システム)の研究開発に向けたもので、ドライバーの自然な状態の視線を計測することができることが特徴であるとされている。カメラで撮影した映像をリアルタイムに画像処理することで、ドライバーの頭部位置や角度、視線角度、瞼開度、瞳孔径などを数値化することが可能だという。
振動と外部光の影響が少ないカメラを採用したことで設置場所の自由度が向上し、明るさの変化が大きい環境下においても安定した計測が可能となる。1システムにカメラを最大6台まで接続可能で、視線計測範囲を最大270°まで拡張することができるという。
運転手の視覚を分析すると、その運転手が何をしようとしているのかが判断できることにつながる。このことによって、運転手がシステムに指示をする前にシステム側が運転支援動作を行うことができるようになる可能性もありそうだ。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) September 16, 2018