トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」において、ラグジュアリークロスオーバーSUV新型「RX」がこのほど発表された。人間中心の考え方に基づいた最新の予防安全機能やマルチメディアシステム、コネクティッドサービスが搭載されたモデルとなっている。
新型RXには自動運転は搭載されたのか、ADAS（先進運転支援システム）はどうなのか気になるところだ。
■「LEXUS Safety System＋」などを搭載
新型RXには自動運転機能は搭載されていないが、最新の予防安全機能が備わっている。先進の予防安全技術「LEXUS Safety System＋」と高度運転支援技術「Lexus Teammate」だ。これらの技術によって、具体的にどのような機能が使用可能となっているのか。
例えば「プリクラッシュセーフティ」は、衝突回避を支援もしくは衝突被害の軽減に寄与する機能だ。進路上で車両や歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出し、衝突の可能性があると判断された場合、ブザーやディスプレイでアラートを出す。そしてドライバーがブレーキを踏めた場合はブレーキの踏力をアシストし、踏めなかった場合は自動的にブレーキを作動させる。
「プロアクティブドライビングアシスト」は、危険を回避できるよう運転操作をサポートする機能だ。歩行者や前のクルマに近づきすぎないよう、ブレーキ操作の支援やハンドル操作の支援が行われる。
「Lexus Teammate Advanced Drive（渋滞時支援）」という機能も全車に装備される。その機能についても説明は、以下の通りだ。重要なポイントなので、公式サイトのまま引用する。自動運転に近い機能だが、自動で運転するシステムではない。
一部の高速道路・自動車専用道路をレーダークルーズコントロール（全車速追従機能付）、およびレーントレーシングアシストを作動させての運転中、渋滞（0-40km/h）になるとドライバーが周囲の監視をしているなど一定の条件を満たしていると、システムが認知・判断・操作を支援します。（出典：https://lexus.jp/models/rx/features/safety/?anchor=Highway_Support）
■トヨタの自動運転の方向性が見えてくる？
このほかにも「レーダークルーズコントロール（全車速追従機能付）」や「レーンディパーチャーアラート」といった機能もあり、1つ1つの機能を知っていくと、トヨタがどのような自動運転車を将来的に開発するのか、その方向性が何となく見えてくる気がする。
新型RXの安全性に関する機能は以下から確認できる。ご参考までに。
▼LEXUS RX｜先進技術・安全装備
https://lexus.jp/models/rx/features/safety/
【参考】関連記事としては「トヨタの自動運転戦略（2022年最新版）」も参照。
