自動運転・MaaS業界において、参入各社は事業を拡大させるために人材採用を強化しており、求人情報は増加の一途をたどっている。
自動運転ラボ恒例の「気になる求人」記事の2022年9月版では、各社が公開している案件から、特に注目したい自動運転&MaaS案件をピックアップして紹介していく。
記事の目次
■東レ:カーエレクトロニクス用途樹脂材料の研究開発
合繊最大手の東レは、自動運転や高度な電装化が進むカーエレクトロニクス高機能コネクター向けに、新樹脂材料(PBT・液晶樹脂)の研究開発の担当者を募集している。
応募するには、最終学歴が大学または大学院卒以上で、高分子材料研究・開発の知識や経験が必要だ。カーエレクトロニクスや電装部品開発等で業務経験があるとなお良い。勤務先は愛知県の名古屋市にある事業場だという。将来的に国内外で転勤の可能性があるようだ。
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3006766580/
■デンソーテクノ:シミュレーション評価環境の開発
自動車部品・ソフトウェアの開発を手がけるデンソーテクノは、自動運転や先進運転支援システムのシミュレーション評価環境を開発する担当者を募集している。
自動車の完全自動化を想定すると、142億キロ以上の試験走行ができるバーチャルなテスト環境が必要とされている。シミュレーターツールの開発や評価はもちろん、顧客の要望に沿ったシミュレーター環境を構築する仕事のようだ。
応募にあたり自動車関連の業務知識は不要で、「C、C++、C#、Python、MATLAB Simulinkいずれかの実務経験」または「3年以上のソフトウェア開発経験3年以上」、「大学レベルの理工系知識、基礎的なソフトウェアの知識」のどれかをクリアしていればいいようだ。
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3006766859/
■KINTOテクノロジーズ:エンジニアやデザイナーなど
モビリティサービスを支える技術の開発などを担うトヨタ子会社のKINTOは、下記のようにMaaS関連の求人を複数出している。MaaS関連の求人を多数出している企業はまだ決して多くないため、MaaS関連企業への転職を検討している人は、ぜひ注目したいところだ。
- グローバルMaaSビジネスをリードする中長期での分析プロデューサー
- トヨタグループが提供するMaasプラットフォームである「my route」やKINTOアプリのエンジニア
- 「my route」の開発業務担当者
- 「my route」の内政開発におけるUIデザイナー
- KINTOサービスサイトメインの開発業務を担当するフロントエンジニア
https://doda.jp/DodaFront/View/CompanyJobs/j_id__10209688839/
■NTTテクノクロス:MaaS企業のアプリ開発
NTTグループでICT先端技術を手がけるNTTテクノクロスは、MaaS企業のWebアプリやネイティブアプリのリーダークラスの開発担当者を募集している。主に上流設計とベンダーコントロールを担当する。開発環境は、OSがLinux、言語はJavaやPHPだ。
顧客先へ常駐することはなく、7〜8割が在宅勤務で、オフィスへの出社は週に1日ほどと、フレキシブルに働けるのは魅力だ。応募には、5年以上の業務システムの開発経験と、複数案件での業務システムの開発リーダーの経験が必要だ。業務システムの保守・運用経験やWeb系アプリケーションの開発経験、モバイル系アプリケーションの開発経験があるとなお良い。
https://doda.jp/DodaFront/View/JobSearchDetail/j_jid__3006756670/
■自動運転・MaaS業界への転職チャンスをつかもう!
盛り上がり真っ只中の自動運転・MaaS業界では、今回紹介した案件以外にも多様な案件がある。自動運転・MaaS業界に関心のある方は、少しでも早く業界に足をふみ入れてみてはいかがだろうか。
【参考】関連記事としては「フルリモートもあり!自動運転&MaaS、気になる求人4選【2022年8月】」も参照。