テスラのEV(電気自動車)を操作するためのモバイルアプリで障害が起き、テスラ車のオーナーたちが悲鳴を上げた。アプリを使って車両を操作できなくなったことで、ドアを解錠することができなくなってしまったのだ。
こうした障害が起きたとき、車両のオーナーは「こうした事態は自分だけなのか、それとも大規模に起きている障害なのか」と考える。そんなときに便利なアプリがある。ウェブサービスや通信サービスなどの障害状況をリアルタイムに推測する「Downdetector」だ。
▼Downdetector
https://downdetector.jp/
■Downdetectorの使い方を説明
DowndetectorではSNSの投稿などを情報源に、障害状況を予測している。テスラの障害を確認するためには、Downdetectorにおけるテスラのページを開く。URLは「https://downdetector.com/status/tesla/」だ。そうすると、以下のようなページが開く。
上記もグラフは、過去24時間におけるTeslaの障害の発生予測件数を示している。時間帯によって0〜10件程度となっているが、Downdetectorでは「User reports indicate no current problems at Tesla」(ユーザーレポートは、Teslaに現在問題がないことを示しています)と説明されている。
ちなみに11月19日における障害の発生予測件数は以下の通りだった。一定時間内に大量の障害の発生予測が出ている。ちょうどこのタイミングでテスラのモバイルアプリに問題が発生しており、このページを確認すれば大規模な障害が起きていることが一目瞭然だった。
▼Problems at Tesla on 19 November 2021|Downdetector
https://downdetector.com/status/tesla/news/428248-problems-at-tesla/
■自動運転機能の実装後は、より利用価値が高まる?
今回はドアが解錠できないといった障害だったが、将来的に自動運転機能がテスラに搭載されたあとは、よりDowndetectorのようなアプリの利用価値が高まりそうだ。システムエラーなどが与えるマイナスのインパクトが、はるかに大きくなるからだ。
Downdetector、知っておいて損はない。
【参考】関連記事としては「ハッキングされた自動運転車が事故!誰の責任?」も参照。