NearMe、コロナ感染防止へ「少人数×ドアtoドア」通勤シャトル MaaSベンチャー

「ニューノーマル」に最適化



出典:NearMeプレスリリース

タクシー相乗りアプリの展開で知られる株式会社NearMe(本社:東京都中央区/代表取締役社長:髙原幸一郎)は2020年6月2日までに、少人数制の通勤専用シャトル「nearMe.Commute」の運行を東京駅と渋谷駅の周辺で開始すると発表した。

東京海上日動火災保険や東京建物など10社が参画し、運用が開始されるという。少人数制でドアtoドアの移動サービスとして展開することで、新型コロナウイルスの感染リスクの軽減につながることが期待される。


■「nearMe.Commute」で自宅からオフィスまで車通勤

NearMe社は2017年に設立された。2018年にMaaSサービスとしてタクシー相乗りアプリ「nearMe.」を発表し、2019年には成田空港と都内を結ぶエアポートシャトルサービスを開始している。

今回から提供されるサービス「nearMe.Commute」の最大の特徴は前述の通り、自宅からオフィスまでドアツードアで通勤ができる少人数制シャトルという点だが、乗務員は運転前に検温を行い、マスクも必ず着用するという。

車内清掃の際はアルコール消毒も行い、利用時の感染リスクを徹底的に排除していくという。

■ニューノーマルにふさわしいサービス

新型コロナウイルスは人々の移動に深刻な影響を与えた。こうした状況の中、移動サービスを展開する企業は柔軟に感染防止対策を実施していくことが求められる。NearMe社の新たなシャトルは、まさにこうした柔軟な対応から生まれた移動サービスと言える。


ウイズコロナ期・アフターコロナ期における「ニューノーマル」に最適化されたサービスとして注目を集めそうだ。

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記事監修:下山 哲平
(株式会社ストロボ代表取締役社長/自動運転ラボ発行人)

大手デジタルマーケティングエージェンシーのアイレップにて取締役CSO(Chief Solutions Officer)として、SEO・コンテンツマーケティング等の事業開発に従事。JV設立やM&Aによる新規事業開発をリードし、在任時、年商100億から700億規模への急拡大を果たす。2016年、大手企業におけるデジタルトランスフォーメーション支援すべく、株式会社ストロボを設立し、設立5年でグループ6社へと拡大。2018年5月、自動車産業×デジタルトランスフォーメーションの一手として、自動運転領域メディア「自動運転ラボ」を立ち上げ、業界最大級のメディアに成長させる。講演実績も多く、早くもあらゆる自動運転系の技術や企業の最新情報が最も集まる存在に。(登壇情報
【著書】
自動運転&MaaSビジネス参入ガイド
“未来予測”による研究開発テーマ創出の仕方(共著)





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