ソニーや東京都内のタクシー事業者などによる合弁会社のみんなのタクシー株式会社(本社:東京都台東区/代表取締役:西浦賢治)は2020年2月20日、名鉄タクシーホールディングス傘下のタクシー事業者会社6社とともに、タクシー配車アプリ「S.RIDE」のサービス提供を愛知県の名古屋地域でスタートすると発表した。
名鉄タクシーホールディングスは名古屋地域で最大規模のタクシー会社。傘下の事業会社6社のサービス対象タクシーは924台で、6社は名鉄交通第一、名鉄交通第二、名鉄交通第三、名鉄交通第四、愛電交通、名鉄名古屋タクシーだ。
みんなのタクシーは報道発表で「名古屋地域を皮切りに全国に順次サービスを拡大していきます」としている。
■東京都内で最大規模、全国展開へ
みんなのタクシーは東京でS.RIDEのサービスを提供しており、株主のタクシー事業者が保有するタクシー車両の台数は1万台以上となっている。これは東京都内で最大規模となっており、2019年4月のサービス提供開始から配車実績を伸ばし続けてきた。
2019年10月には位置特定サービスを提供する英what3wordsとの提携を発表したほか、S.RIDEによるタクシー事前確定運賃サービスの提供も開始している。その後はApple Payへの対応も開始するなど、サービスの充実度を着々と高めている印象だ。運転手向けのAI需要予測サービスにも注目が集まる。
2019年11月の事業説明会では全国展開をしていくことにも触れており、名古屋での展開はこの第1弾とみられる。また関東圏においては、2020年3月までに横浜などのタクシー事業者と連携し、S.RIDEを利用できるようにすることも説明されている。
【参考】関連記事としては「タクシーの後部座席タブレットでJR東日本のMaaSアプリ実証!みんなのタクシーが発表」も参照。
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— 自動運転ラボ (@jidountenlab) January 18, 2020